人を不愉快にさせる残念な口ぐせ9パターン

  • 2014/11/20
  • 更新:2016/04/25
言い合うカップル・イメージ

人を不愉快な気持ちにさせる言葉を、無意識に使っている残念な人がいます。

全て使うな、という訳ではありませんが、使いすぎると周りからだんだん人が離れていってしまいます。

これを意識すると、あなたの人間関係や仕事、恋が上手くいかもしれません。

どんな人でも持っている気持ち

人は、誰でも

  • 重要な存在でありたい
  • ほめられたい
  • 凄いと言われたい

という強い気持ちがあります。
年齢、性別、人種に関係なく、お金持ちも、そうでない人も、エライ人も、嫌な人も、あなたも、私も、誰でも持っています。

そういう気持ちを満足させることを言えば、仲良くなりますし、逆に否定するようなことを言えば、相手を不快にさせ、それが続くと怒らせたり嫌われたりして、だんだん離れていきます。

他人を不愉快な気持ちにさせる人は

  • あなたより私の方が重要な存在
  • 私をほめて
  • 私のほうが凄いから、凄いと言って

と、話し相手より自分が優れているということをアピールするから、嫌われるのです。

あなた自身に悪意がなくて、意識していなくても、知らず知らずのうちに使っている口ぐせのせいで、損をしているかもしれません。
使いすぎると相手をイラッとさせる言葉を9つご紹介します。

でも、っていうか

相手の話を聞いていて、ほぼ同意見なんだけど、「っていうか○○だよね?」等と、自分の言葉で置き換えたりするときに使います。

それは、相手に「あなたの言っていることは、ちょっとだけ違うよ」というメッセージを与えます。

「でも」という言葉も、相手の言っていることの小さな矛盾点を付いて、反論する言葉です。

あなたの言うことは間違っている、私のほうが正しい、ということです。

ところで、それより

会話はキャッチボールです。

その会話が完結していないのに、話をさえぎるように「ところで」とか、「それより」と、勝手に話を変えることは

あなたの話は面白くないし、興味もない、聞きたくもない

というメッセージを相手に与えることになります。

話をしていた相手は、「私が話していた話を聞いていたの?」という気持ちになります。

自分の話に対しての答えや、リアクションを待っていたのに、突然話を変えられ、強制終了させられるのですから、イラッとするのも無理はありません。

相手は表情には出さないかもしれませんが、イラッという感情が残ります。
本人も、そういう感情に気付かないかもしれませんし、それほどは怒っていないかもしれません。
でも、その小さなイライラは積み重なっていき、ある日突然爆発するかもしれません。

カラオケでお気に入りの歌を歌っていたら、演奏停止ボタンを押されるようなものです。

つまり、要するに

男の人に多い口ぐせですが

  • つまり、こういうことだよね?
  • 要するに、あなたが言いたいことは○○だよね?

というのがあります。
これは、相手の話を勝手に要約し、一般化する言葉です。

うまく言えないことを、まとめてくれて感謝したり、されたりすることもありますが

あなたが言っていることは分かりにくい、だから私がまとめてやった。

そんな自分は優秀だ、とアピールしているのです。

知ってるよ、分かっているよ

何かを話したあと、「知ってるよ」「分かっているよ」というのは

「(あなたに言われなくても、すでに)知ってるよ。分かっているよ。」

ということです。

伝わるメッセージは「私はあなたより優れている人間なので、その程度のことはすでに知っています」です。

他人と比較・競争し、負けないために「知ってるよ」という言葉につながるのでしょう。

どうせ

  • どうせやるだけ無駄
  • どうせ私なんか…

悲観的なことや、批判的なことを言えば、頭が良く見えると思っている人が好んで使う言葉です。
また、世の中の全てのことを知っているかのように、行動していないのに結果が分かっている、と言いたげな人が使う言葉です。

話している相手を直接批判している訳ではないのに、聞いている人が暗い気分になること間違いなしです。

だって

被害者意識を持つクセのある人がよく使う言葉です。
別に、その人を責めているわけじゃないのに「だってそれは…」と、言い訳する人は

  • 自分は悪くない
  • じぶんのせいじゃない
  • 自分は関係ない

だから、自分を責めないでください、というのを伝えたいのでしょう。

自分は立場の弱い被害者、あなたは加害者、ということです。

話している方は、別に責めていない(あなたが悪いとは言っていない)のに、加害者にされてしまう訳ですから、良い気はしません。

別に

数年前に、某女優が全ての質問に対して「別に」と答えたことで有名になりましたが、「別に」という言葉が相手に伝えるメッセージは

「あなたに話すことは何もない。話したくない。」です。

この言葉の心の奥底には「本当は自分の気持ちを分かって欲しい」という気持ちが潜んでいることが多いものですが、逆効果になるのでなるべく使わない方がいいでしょう。

難しい言葉や専門用語を使う

この件は、ステークホルダーが多いから、事前にコンセンサスを取っておかないと、後で面倒なことになるから気をつけてね。
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なんてむずかしい言葉を、知らない人に対して使うのは

自分の優秀さを誇示する人か、その言葉しか知らないか、のどちらかです。

こんな難しい言葉を知っている自分は、あなたより賢い。こんなことも知らないのが悪い。
だから、私のことを認めて尊敬して欲しい、ということを伝えているようなものです。

相手がその言葉を知らないと知っていて、わざとむずかしい言葉を使っても、凄いですね!と尊敬するどころか離れていくことになりますので、気をつけましょう。

なんで、なぜ

話の中で、そう思ったキッカケや動機を聞く時に、「なんで、それをやろうと思ったのですか?」と聞くと思います。
それは悪いことではないのですが、何故、という言葉は使いすぎに注意が必要です。

「why(なぜ)」という言葉は
人を責めたり、追い詰めたり、追求したりする言葉で、思考や行動を停止させ、ネガティブになりやすいからです。

仕事を例にあげます。
ある仕事がなかなか進まなくて、上司が部下に対して

「なんで仕事が進んでいないの?」

と聞いたとします。
部下は、なぜ出来ないのか理由を考え

  • 自分が力不足だからできない
  • 自分の要領が悪いから期限内にできない
  • 他の人は出来るけど、自分だけできない

解決策が見いだせないネガティブな思考になり、やる気が無くなってしまうのです。

「why(なぜ)」という言葉は、「○○できないのか」など、否定的なネガティブな言葉とセットになることが多く、思考も行動も停止させ、具体的な行動をイメージすることが出来ないのです。

そこで「why(なぜ)」以外の言葉を使うようにしましょう。

先ほどの例でいえば
「なんで仕事が進んでいないの?」ではなく

  • どうすれば(how)出来るようになると思う?
  • いつまで(when)なら出来そう?
  • 誰かが(who)手伝えば出来そう?
  • 何が(what)ネックになっていると思う?

というように、質問を変えると「どうすれば(how)」出来るようになるか、未来思考になり、問題を解決しようとポジティブになれるのです。

なぜ(why)は、過去の原因追求型の質問です。
終わったこと、過ぎた事を責めても、過去は変わりません。
同じ失敗をしないために原因追求も必要ですが、重箱の隅をつついて楊枝でほじくるようなことになりがちで、未来を変えていこうというエネルギーまで奪ってしまいます。

why(なぜ)より、how(どのように、どうやって)を使う方が、相手も元気になり、好印象を与えます。

他人と対立する人

いつも、他人と対立してしまう。言い合ってしまう。
その根本にあるのは

私はあなたより優れている。だから私の言い分が正しい。

という気持ちです。
そして、常に人と比較して「誰が上で誰が下か」ということを気にして、勝ち負けにこだわっています。
(最近は、これをマウンティングと言うようです)

他人との違いを見つけ、他人より自分が優れている点をアピールし、相手に認めさせるまで言い合ってしまうのです。

特に婚活が上手くいっていない人は、自分を選んでもらおうと自分の優秀さをアピールし、自慢話をし、他者批判をしていることに気付いていないことがありますので、気をつけましょう。

他人と対立したければ「自分と他人が違う」ところを見つければいいのです。
そうすれば、ギスギスした人間関係が築けること間違いなしです。

一方、すぐに人と仲良くなれる人は、他人の考えを認めることができ、100人いれば100通りの考え方があることを知っています。
なので、考えや意見が違っていても、「あなたは、そう考えるんだね」「こういう考え方もあるんだね」という考え方ができるのです。

人と仲良くなる秘訣

初対面に限らず、人と仲良くなるためには

相手と同じ所を見つける

ことです。
人は共通点があると、親近感がわくのです。
そして

相手を褒めること

です。
自分に自信がない人ほど他人を褒めることができず、自分を褒めてもらおうと必死になります。

逆に自分に自信がある人ほど褒め上手で、他人に褒めてもらおう、賞賛を求めようとしないものです。
※もちろん、褒められたら嬉しいのには変わりありません。

 

いかがでしょうか。

あれもダメ、これもダメ、と言われると話せなくなると思うので、徐々に直していけば良いのではないでしょうか。

まとめると

  • 対立したければ、相手との違いを見つけて比較・競争し、自分の優位性を主張して、自分を褒めてもらおうとする。
  • 仲良くなりたければ、相手との共通点を見つけ、相手を褒める。

です。

自分が言われたら嫌な事は、他人にも言わない、というのを気をつければ、あなたの周りには人が集まってきて、その人たちを笑顔にすることができ、みんな幸せになると思いますよ。

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